審査委員一覧

最終審査委員一覧

審査委員長 恩藏 直人 早稲田大学 商学学術院 教授
審査委員(順不同)

※敬称略

最終審査委員プロフィール

恩藏 直人

恩藏 直人

所属

早稲田大学 商学学術院 教授

略歴

早稲田大学商学部卒業。早稲田大学商学部助教授を経て、1996年4月より教授。専門はマーケティング戦略。博士(商学)。早稲田大学商学学術院長、商学部長、理事、常任理事などを歴任。学外では、財務省、文部科学省、国土交通省などの委員、公認会計士試験委員、日本消費者行動研究学会長、日本商業学会長などを歴任。2023年6月より、日本マーケティング協会理事長。
著書に『日経文庫マーケティング』(日本経済新聞出版社)、『マーケティングに強くなる』(ちくま新書)、監訳に『コトラー・ケラー、チェルネフのマーケティング・マネジメント』(丸善)など多数。

応募者へのメッセージ

新型コロナウイルス感染症が第5類へと移行し、私たちは様々な制約から解放されつつあります。私が所属している大学でも、以前のような対面による授業に戻り、サークル活動も活気を取り戻しています。日々の生活や消費行動では、新型コロナを忘れることができるまでになっています。もちろん、新型コロナだけではなく、デジタル化、AI、ロボティクスなど、新しい変数が台頭してきています。こうしたなか、DMへの期待も変化しているはずです。新しい時代におけるDMとは何か。DMの進化や可能性を感じ取ることのできる革新的な作品を期待しています。

明石 智子

明石 智子

所属

マーケティングコンサルタント

略歴

電気メーカーを経て、電通ワンダーマン入社。2018年電通ダイレクトマーケティングに合流し、2021年まで執行役員として在籍。クリエーティブディレクターとして、数々のクライアント企業の課題解決や後進の育成に取り組む。現在はセミナー・勉強会・執筆等で活動中。全日本DM大賞金賞・広告電通賞ダイレクト広告賞受賞、カンヌ国際広告祭ダイレクトライオン入選。2017~2020年米国ANA国際エコー賞審査委員。

応募者へのメッセージ

近年、デジタルやデータ連動により、マーケティング全体の中でのDMの戦略的な活用が定着しています。シンプルなDMでアプローチして他メディアへとつなぐ事例も増えています。決め手となるのは、有形で手元に届くDMの利点を捉え、他メディアでは実現できない表現を追求していくことではないでしょうか。一人ひとりの心に響き、行動に結びつける斬新な取り組みや大胆なアイデアに期待しています。

石川 森生

石川 森生

所属

株式会社RESORT 代表取締役CEO

略歴

ナビプラスの創業に参画し多くのサイトグロースに携わった後、事業会社に転身。マガシークのマーケティング部長、cotta運営 TUKURU代表取締役社長、DINOS CORPORATION CECO(Chief e-Commerce Officer)を歴任。現在は、RESORT 代表取締役CEO、オルビス CDO(Chief Digital Officer)、ルームクリップ 株式会社 KANADEMONOカンパニー管掌の他、トレンダーズ 社外取締役等を兼任。第33回全日本DM大賞にてパーソナライズDMでグランプリを獲得。

応募者へのメッセージ

世界中でDXが叫ばれている中で、ただそれはデジタルコミュニケーションが万能であるという証左にはなりません。紙のDMがもたらす体験価値をデジタルが否定するものでもありません。アナログもデジタルも自由に使いこなす柔軟性と感性が現代ビジネスには求められています。今年もその最新事例に出会えることが今から楽しみです。

岡本 欣也

岡本 欣也

所属

株式会社オカキン コピーライター/クリエイティブディレクター

略歴

岩崎俊一事務所を経て、2010年オカキン設立。
TCC賞、ADC賞、ACCマーケティング部門グランプリ、各新聞広告賞など受賞多数。著書は『ステートメント宣言。』『「売り言葉」と「買い言葉」』『大人たばこ養成講座』作品は、GODIVA「日本は、義理チョコをやめよう。」JT「あなたが気づけばマナーは変わる。」ウエルシア「誰も傷つけたくないスポンジ」サントリー「帰れば、金麦。」明光義塾 「帰ってきたサボロー」 京王電鉄 「ベストシーズンは、春夏秋冬です。高尾山」 郵便事業 「年賀状は、贈り物だと思う。」 トンボ鉛筆「トンボが動いている。人が、何かを生み出している。」など。

応募者へのメッセージ

他の媒体では決してお目にかかれないような、DM大賞ならではの表現に出会いたいと思っています。でも、それと同時に、DMかどうかなんて関係ない、人の心にまっすぐ刺さり、つよくゆさぶるような表現に出会いたいとも思っています。奇をてらった、猫だましみたいなアイデアよりも、本質的なアイデアを私は評価するつもりです。

音部 大輔

音部 大輔

所属

株式会社クー・マーケティング・カンパニー 代表取締役

略歴

17年間の日米P&Gを経て、欧州系消費財メーカーや資生堂などで、マーケティング担当副社長やCMOとしてビジネスの回復・伸長やマーケティング組織強化を主導。2018年より独立し、現職。家電、化粧品、輸送機器、食品、広告会社、日用品など、国内外の多様なクライアントにマーケティング組織強化やブランド戦略などを支援。博士(経営学 神戸大学)。 著書に『なぜ「戦略」で差がつくのか。』(宣伝会議)、『マーケティングプロフェッショナルの視点』(日経BP)、『The Art of Marketing - マーケティングの技法』(宣伝会議、日本マーケティング学会「日本マーケティング本大賞」で2022年の大賞受賞)、『マーケティングの扉』(日経BP)などがある。

応募者へのメッセージ

実体のあるダイレクトメールは、五感へ同時に知覚刺激を提供できる、とてもユニークなメッセージ媒体です。多くの媒体で提供される視覚や聴覚への刺激に加えて、触ったり、味わったり、嗅いだりすることができます。物理的な触覚や重量感、裏返したり、開封したり、折りたたんだり、切ったり、貼ったりする際の手指や視点の動き、同僚や家族に手渡したり、いっしょに閲覧して会話を促したり、書き込むなどの体験を提供できたりするDMの、固有の特徴をうまくつかった作品を楽しみにしています。

加藤 公一 レオ

加藤 公一 レオ

所属

株式会社売れるネット広告社 代表取締役社長 CEO
(東証グロース市場:証券コード 9235)

略歴

1975年ブラジル・サンパウロ生まれ、アメリカ・ロサンゼルス育ち。西南学院大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。その後、Havas Worldwide Tokyo、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、一貫してネットビジネスを軸としたダイレクトマーケティングに従事し、担当した全てのクライアント(広告主)のネット広告を大成功させる。その実践経験とノウハウをもとに、ネット広告のレスポンスを確実にアップさせてしまうため、クライアント企業から『レスポンスの魔術師』との異名をとる。やずやベストパートナー賞 受賞。Webクリエーション・アウォード Web人貢献賞 受賞。「アドテック」「宣伝会議」「日経デジタルマーケティング」「通販新聞」など講演多数。広告・マーケティング業界のオリンピック『アドテック』で3年連続人気スピーカー“1位”。「全日本DM大賞最終審査員」や「International ECHO Awards審査員」、「九州インターネット広告協会の初代会長」も務めた。 著書に『単品通販“売れる”インターネット広告』(日本文芸社)。『100%確実に売上がアップする最強の仕組み』(ダイヤモンド社)、『伝説のEC猫レオレオ 売れるネットショップ繁盛記』(impress Digital Books)、通販のネット広告の費用対効果を最大化するASPサービス『売れるD2Cつくーる』を監修。

応募者へのメッセージ

一般的な"広告賞"は面白い広告・好かれる広告という曖昧な指標で表彰されるのが文化で、商品を多く売った広告が表彰されることはありません。それに比べ"全日本DM大賞"は「売り」に直結する指標で表彰される最高の賞です!近年メールマーケティングやソーシャルなどが注目を浴びていますが、デジタルマーケティングでさえ全ての原点はアナログな「DM」にあると思っています。たかが20年ちょっとのネットに比べ、「DM」には100年以上の歴史があり、そこには先人が命がけで貯めてきた貴重な知恵やノウハウがあります。その知恵やノウハウをベースにさらに進化させた「DM作品」、デジタル業界が参考にするぐらいの画期的な「DM作品」に出会えることを楽しみにしております!

上島 千鶴

上島 千鶴

所属

株式会社Nexal 代表取締役

略歴

顧客との接点であるマーケティング×営業×CS領域において、デジタル接点やデータを活用した事業戦略コンサルに約20年従事。特にBtoBマーケティング領域は、事業戦略からマーケティングを再定義し、組織成長を導く実践コーチとして、内製で成果を出す仕組み作りを提供。生産・産業財の製造業、金融/保険、建設/不動産、IT/サービスなど、大手260事業体以上の実績を持つ。

応募者へのメッセージ

DMは「人の“感性”」に響くクリエイティブやメッセージと、届ける相手やタイミングなどの「データに基づく“理論” 」が共存する世界です。昨今は、対話型含む生成AIやLLMなど自動化の話題ばかりですが、データによる理論や仮説が揃う中で、“感性”における正解はありません。1通のDMがお客さまの行動変容にどの程度、影響を与えられるのか、今年も考え抜かれたシナリオを楽しみにしています。

椎名 昌彦

椎名 昌彦

所属

一般社団法人 日本ダイレクトメール協会 専務理事

略歴

大学卒業後、株式会社電通入社。マーケティング局、営業局を経て、1985年ダイレクトマーケティング専門広告会社、電通ワンダーマンの創立メンバーとして出向。多数のクライアントで顧客獲得やCRM業務の実施及び統括を行い、電通帰任後は通販、ダイレクトビジネス全般の業務を担当。早稲田大学ビジネススクール(インタラクティブマーケティング)、中央大学ビジネススクール(CRM)客員教授等、教育、講演、執筆活動も行っている。
2011年一般社団法人日本ダイレクトメール協会専務理事就任。企画・監修『先頭集団のダイレクトマーケティング』(朝日新聞出版)、『新DMの教科書』(宣伝会議)などの著書、寄稿多数。

応募者へのメッセージ

郵便料金や紙代の値上げなど、DMを取り巻く環境は厳しい現在、広告メディアとしての費用対効果がますます問われる中で、通数を減らしても成果が維持できるCRパワーの向上やターゲティング精度の最適化が求められています。このような時だからこそ知恵を絞った、効果も大きなDMで業界を元気にしてもらいたいと思っています。

宮野 淳子

宮野 淳子

所属

株式会社MJ 代表取締役社長兼CEO

略歴

オーストラリア ロイヤルメルボルン工科大学大学院卒業後、世界No.1化粧品ブランドであるロレアル パリの日本立ち上げ要員として日本ロレアルに入社。ダイレクトマーケティング・CRM事業の立ち上げを経て、デジタルマーケティングの統括、DXを主軸としたマーケティングプロモーションへと変革を行い、カテゴリー売上シェアNo.1など実績を残す。その後、アマゾン ジャパンのソーシャルマーケティング、ブランドマーケティングを統括、ジョンソン・エンド・ジョンソンにてマーケティングトランスフォーメーションを統括し、世界に先駆けたDXモデルを構築。後にゴディバ ジャパンCDOを経て2021年4月に株式会社MJを設立。現在では複数企業にCDO・CMO・取締役として参画し、上流から下流までの全体設計を行う。各企業の環境に合わせた心地よい変革を実現させ、長期的成長と業務効率化を一緒に目指す取り組みを支援。その他プロジェクト案件では、M&A案件に関するマーケティング視点でのデューデリジェンス支援や、日本市場参入支援、DX立ち上げ、新規ブランド立ち上げ、市場調査、成長戦略、商品開発サポートなど幅広く支援。テクノロジーカンパニーのアドバイザー・宣伝会議講師・スピーカーを通じて人材育成活動にも積極的に従事する。

応募者へのメッセージ

常にネットに接続し情報が溢れている現在では、消費者は情報の取捨選択を巧みに行うようになりました。マーケティングはより複雑になり、企業は顧客に対してより一層真剣に向き合う必要がある時代となりました。どの顧客セグメントに対して、いつ、どのようなDMをご提供し、どのような体験構築をしていくのかが重要になると思います。今の時代だからこそのDM設計と体験構築を考えられているイノベーティブな作品に出逢える事を楽しみにしております。

馬場 慎一郎

馬場 慎一郎

所属

日本郵便株式会社 郵便・物流営業部 担当部長

略歴

1994年郵政省入省。郵政省大臣官房総務課、総務省郵便企画課、郵便事業株式会社経営管理部など、郵政事業の企画・管理部門を経て、2022年4月から現職。

応募者へのメッセージ

DMは、インターネット広告が増加する昨今においても、お客さまに、分かりやすい形で、商品やサービスの魅力を伝えることができる有力な手段であることに変わりはありません。これまで38回開催された全日本DM大賞には、毎年、様々な工夫により、コミュニケーション手段として成功したDMが多数寄せられました。今回で39回目を迎える全日本DM大賞においても、日本郵便は、DMの可能性、そしてDMにできることを皆さまと共に考えていきたいと思います。皆さまのご応募を心よりお待ちしております。

二次審査委員一覧

審査委員(順不同)

※敬称略

榎本 彩

榎本 彩

所属

TOPPANエッジ株式会社 事業推進統括本部企画販促本部プロモーション部第一チーム シニアアドバイザー

略歴

2002年、トッパンフォームズ社(現TOPPANエッジ株式会社)企画部門に入社。プロジェクトリーダーとして主導したキャンペーンでは、第29回全日本DM大賞金賞グランプリ、2015年米国DMA国際エコー賞シルバー賞と特別賞のUSPSゴールドメールボックス賞を受賞。現在は、企業と生活者とのコミュニケーション・メディアの研究を目的として、約6万点のダイレクトメールを収集したDMライブラリのキュレーターを担当。日本DM協会認証DMマーケティングプロフェッショナル。

応募者へのメッセージ

DMは、受け手の手元に、そっと寄り添う事のできるメディアです。五感で感じられるからこそ、行動を喚起する大きなパワーを持っています。さまざまなコミュニケーション手法がデジタル化していく中で、DMだからこそ伝えられることとは? マーケティング戦略の中で、DMがキラリと光っている、驚きと細やかさを持った、エッジの効いた作品に出会えるのを楽しみにしています。

岡本 幸憲

岡本 幸憲

所属

株式会社グーフ 代表取締役 エバンジェリスタ

略歴

1996年、デジタル印刷の可能性に魅了され印刷業界に転職。テクノロジーが進化・成熟する中での紙・印刷の在り方を追求し続け、オンデマンド出版、パーソナライズドDM、フォトブックやノベルティーなど、様々なプロジェクトに参画。特にデータと連携するプリンティングサービス・商品企画のスペシャリストとして多くのプロジェクトを成功に導く。
2012年、『すべてのITと連携する紙』『紙媒体のアプリケーション化』をテーマに、更に上流レベルでのイノベーションを目指しプルキャスト(現:グーフ)を共同設立。エンタープライズレベルにてWeb To Print及びデジタル印刷テクノロジーを活用した事業やサービスの企画・デザイン・プロジェクトマネジメントを提供。
2021年には世界規模で“適地“”適時””適量”を実現するプリンティングプラットフォームをリリースし、国内に留まらず複数のグローバルブランドへサービスを提供。インターネットと有機的に繋がり、人・社会・地球に優しいボーダーレスプリンティングの提供を目指し、日本と世界を繋ぐ動きを活発にしている。

応募者へのメッセージ

最近、コミュニケーションの質を議論する機会が増えています。デジタル上で誰でもが自由に活動できる今、好意の互恵性で満ちた関係をお客様と紡ぐことが、ブランドや事業会社にとって非常に重要な社会になってきています。ここから先のDMは量ではなく質。フィジカルなメディアだからこその工夫を凝らし、お客様へ“安心“をお届けしているホンモノとの出逢いを楽しみにしています。

奥谷 孝司

奥谷 孝司

所属

株式会社顧客時間 共同CEO 代表取締役
オイシックス・ラ・大地株式会社 COCO(Chief Omni-Channel Officer)

略歴

97年良品計画入社。店舗経験の後、取引先商社出向しドイツ駐在。家具、雑貨関連の商品開発に従事。帰国後、海外のプロダクトデザイナーとのコラボレーションを手掛ける「World MUJI企画」良品計画初となるインハウスデザイナーを有する企画デザイン室の立ち上げメンバー。05年衣服雑貨のカテゴリーマネージャー。定番商品の「足なり直角靴下」を開発、ヒット商品に。2010年WEB事業部長。「MUJI passport」をプロデュース。15年10月よりオイシックス株式会社(当時)入社。現在、COCO(Chief Omni-Channel Officer)を務める。18年9月株式会社顧客時間を設立 共同CEO取締役に就任し、多くの企業のDX改革、D2C事業サポートを行っている。 2021年3月一橋大学大学院経営管理科博士後期課程単位取得満期退学。
主な著書
世界最先端のマーケティング 顧客とつながる企業のチャネルシフト戦略
マーケティングの新しい基本 顧客とつながる時代の4P x エンゲージメント

応募者へのメッセージ

今年みなさんにお考えいただきたいキーワードは紙を通したオーセンティック(本物)なコミュニケーション体験とは何かということです。AIがもたらす買物体験、顧客体験の未来と課題に関する議論も活発な今日この頃。最新のテクノロジーは本当にお客様が求める課題を解決できているのでしょうか?心温まるコミュニケーションができているのでしょうか?一方で、意図もなく送りつけられるD Mもお客様にとっては資源の無駄に過ぎません。現代の顧客が求めている高い期待値を理解しながら、自社の顧客が求める顧客体験の実現に寄与するコミュニえーションをいかに紙で実現するのか?顧客視点で考えてみてください。お客様は自分の課題を解決してくれるオーセンティックなサービス、商品を探し求めています。お客様が気づいていないニーズを掘り起こす。そんなコミュニケーションをD Mで実現してください。期待しております。

隈元 夏葉子

隈元 夏葉子

所属

株式会社グロースデータ
ビジネスデザイン本部グロースデザイン1部
シニアデータマーケター
日本プロモーショナルマーケティング学会員

略歴

95年、現博報堂プロダクツの前身となる当社へ入社後、一貫してマーケティング領域に従事。2019年からはデータビジネスデザイン事業本部でデータマーケティングに従事。2023年、博報堂プロダクツデータビジネスデザイン事業本部が株式会社グロースデータとなり出向。現在はグロースデータにて1st Party Dataを活用した相互送客分析や、CRM領域におけるコミュニケーションデザインなどに携わる。

応募者へのメッセージ

デジタル優位の現在において、ぬくもりごと届けることのできるDMが伝える雄弁なメッセージは、受け取る人を行動喚起するだけでなく、ブランドとの絆づくりなどにも大いに貢献しています。そういった特性を活かし、これからのDX化社会をリアルという側面で支える役割を担うべく、ぜひ、これまでのDMの枠にとらわれない新しいDX融合型DMの追究に期待したいと思います。

齋藤 愛

齋藤 愛

所属

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
グラフィックコミュニケーション営業統括部
グラフィックコミュニケーション販売推進部
ニューインダストリーグループ グループ長

略歴

リクルート発行「じゃらん」の編集者を経て、2011年に富士ゼロックス(現・富士フイルムビジネスイノベーション)入社。以来、顧客企業のマーケティング支援に従事。

応募者へのメッセージ

コミュニケーションのデジタル化が定着し、生活者がオンライン・オフラインを都合に応じて使い分けるようになった今、デジタル施策との融合が進み、DMの役割も変化してきました。コミュニケーション戦略全体において、紙メディアならではの特性をどう活かすのか、DMの新しい可能性に触れられることを楽しみにしています。

末次 一子

末次 一子

所属

株式会社電通ダイレクト
ソリューション室 ソリューション1部長 CRMコンサルティングディレクター

略歴

事業主・専業代理店、両方の立場でダイレクトマーケティングに約20年従事。
・通販事業主にてコールセンター・企画・マーケティング7年
・電通ダイレクトにてアクイジション、DBマーケティング
CRM PJマネジメント/戦略戦術立案/データ分析・調査/企画・CR制作/印刷・発送/運用支援
健食・化粧品通販から保険・金融・有料放送など広範な事業カテゴリを担当。通販事業立上げより10年以上携わり300万人以上の顧客を育成。大手メーカーの通販立上げに複数携わるほか、化粧品通販の事業改善を行い全ブランドの顧客育成を担う。事業ライフサイクルのあらゆるフェーズや課題にて、CRMのプロジェクトマネージメントを行う。

応募者へのメッセージ

DMは数あるメディアの中でも、お客様のデータベースに基づいたパーソナルなコミュニケーションをいち早く実現してきました。受け手の状態を把握して受け手の心理が想像できるからこそ、確度が高い戦略立案が可能で、その戦略のもとお客様にどう向き合い伝えるか。想い・価値観や人となりさえ通して、形状・質感・ギミック・デジタル連動など多角的な表現や手段で伝えることができる、醍醐味のある他には無いメディアではないでしょうか。皆様のDMがお客様の幸せな行動に繋がりますように。作品を楽しみにしています。

吉川 景博

吉川 景博

所属

フュージョン株式会社 アカウントリレーショングループ エグゼクティブマーケティングディレクター

略歴

1993年大手流通小売業入社。マーケティング部門にて広告全般を担当。主に顧客戦略策定、FSP開発、データ分析等、顧客データを活用したプロモーションを実践。現在はフュージョンにて、企業のマーケティング戦略立案、営業支援、新規顧客開拓など、B2CからB2B問わず幅広い分野のマーケティングに携わる。米DMA公認ダイレクトマーケティングプロフェッショナル、一般社団法人 日本ダイレクトメール協会ダイレクトマーケティング委員長、共著書「新DMの教科書(宣伝会議)」。

応募者へのメッセージ

DMは「個客」にダイレクトに伝える強力な「行動喚起メディア」と言えます。「誰」に送り「目的」は何か、その上でどう「行動」してもらうのか。クリエイティブとしては、どのように「呼び止め」、「続きを読む気」にさせているか、そしてそれを「後ではなく今」行動する気にさせているか。DMを受け取ってからアクションに繋がるストーリーまで、デジタルも絡めた「受け取る顧客視点」でしっかり考えぬかれた作品に出会えることをとても楽しみにしています。

米村 俊明

米村 俊明

所属

株式会社電通
ラジオテレビビジネスプロデュース局 シニアプロデューサー

略歴

複数の広告会社を経て2004年に電通入社。ダイレクトマーケティングを専門領域に事業コンサルティングからコミュニケーション設計・運用に従事した後、購買・行動データを起点とするCRMへ専門領域を拡大。2016年電通デジタルにてCRM・デジタル広告のマネジメント、2018年電通ダイレクト執行役員としてソリューション領域を統括。2021年電通帰任後、TV通販のプロデュース、(株)日テレ7でのオムニチャネルプロデュース等を経て、現職。

応募者へのメッセージ

マーケティングのデジタル化が進む中、紙媒体としてのリアル感や強制接触力を生かしながら、DMをメイン媒体として活用する企画や、クロスメディアによる顧客体験の一環としてDMを活用する戦略的な意図をもった企画、そして何よりお客様の「気持ちを動かす」メッセージを伝えるためのクリエイティビティ=“工夫・こだわり・驚き”のあるチャレンジングな作品に出会えることを楽しみにしています。

小峰 悟

小峰 悟

所属

日本郵便株式会社 郵便・物流営業部 DM振興担当

略歴

2004年入社。郵便局勤務の中で、郵便、金融、保険などの窓口業務を経験。2011年から日本郵便株式会社本社において、郵便局での窓口営業(カタログ販売や郵便営業)に関する企画や支援に従事。2023年4月から現職であるDM振興担当に携わる。

応募者へのメッセージ

デジタルとリアルの融合が進み、DMもSMSやメルマガ、Webサイトなどと連携することが普通になってきました。この流れの中においても、DMならではの価値や機能はとても重要なものになっています。
お客さまの心を動かすキャッチコピーやデザインはもちろん、マーケティングの全体戦略の中でのDMの新たな役割など、驚きや感動を与えるような作品に出会えることを楽しみにしています。