REPORT Vol.40【事務局キャラバン】アシックス商事×富士フイルムビジネスイノベーションジャパン

2026年 7月27日

全国各地のDM活用企業に向けてキャラバンを実施

全日本DM大賞事務局では、各社/団体のDM制作に込めた思いや背景をインタビューするキャラバンを実施しています。今回は、第40回で金賞グランプリを受賞した、広告主:アシックス商事の髙岡様、制作者:富士フイルムビジネスイノベーションの森村様、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの佐々木様からお話を伺いました。

金賞グランプリ受賞企業にインタビュー

アシックス商事様は、アシックスウォーキングの商品リニューアルに際し、その告知と前モデルからの買い替え促進、アップセル、休眠顧客の活性化を目的としたDMを制作。紙メディアならではの体験価値やECおよび店舗との連動性が評価され金賞グランプリに輝きました。今回の取材では、DM大賞応募の背景や、エントリーシートを作成する際に気をつけたことなど、応募を検討中の方にとって必見の内容をお伺いしました。

左から、審査委員長の恩藏直人様、アシックス商事の髙岡様、富士フイルムビジネスイノベーションの森村様

DM大賞への応募について

アシックス商事様も富士フイルムビジネスイノベーションジャパン様も、DM大賞に継続的にご応募いただいています。社内で応募のモチベーションになっている要素があれば教えてください。

髙岡様:特に魅力的だと感じているのは、様々な業界のプロである審査委員の方々から、「良かった点」や「さらに改善できる点」などの具体的なアドバイスをいただけることです。自分たちだけでは気づけない客観的な視点を得られることが、非常に勉強になっています。また、入賞すると贈賞式に参加できる点もモチベーションになっています。審査委員の方だけでなく、他社のDM担当者の方々にお会いできるのも本当に嬉しいですね。というのも、普段の業務のなかで、自分と全く同じ「DM担当」という仕事をしている人にはなかなか出会えないからです。贈賞式で他の受賞者の方とお話しするなかで、担当者ならではの悩みを共有し、「お互いにまた頑張ろう」と刺激をもらえます。同志としての仲間意識が生まれることで、日々の業務へのモチベーションも高まっています。

森村様:当社としては、十年以上前からDM大賞に応募し、グランプリを受賞した経験もあります。こうした経験から、当社の販促・マーケティング支援の取り組みについて、専門家から客観的な評価を得られるのは、営業活動においてもメリットがあると感じています。また、販促やマーケティングの担当者は、多様な業務を担いながら戦略立案や施策推進に取り組まれていますが、その取り組みが社内で十分に評価されにくいケースも少なくありません。DM大賞に入賞することで販促施策に注目が集まり、お客様の取り組みが社内外から評価を受けるきっかけになることは当社としても嬉しいことです。お客様と当社の双方のモチベーション向上につながる、非常に良い機会だと捉えています。

作品の評価にはエントリーシートの記載内容が大きく影響します。エントリーシートを作成する際にどのようなことに気をつけましたか?

髙岡様:文字数制限がある中でいかに自分たちのDMの魅力を伝えるかという点に毎年苦労しています。意識している点としては、DMにどういう思いを込めたのかをしっかりと書くことで制作意図を伝えることです。単に「こんなに売れました」と書くのではなく、こういうデータから導き出したターゲットにこういうクリエイティブのDMを送ることで、お客様がどういう行動をしてどのような結果につながったか。それらを一本のストーリーになるような形で文章化することを心掛けています。今回のグランプリ作品は体験型のDMだったので、特に「体験」や「五感」というワードを用いながら制作意図を記述しました。

佐々木様:戦略面では、DM以外の顧客接点との連動性についても記載しました。今回、アシックス商事様が店舗へのオペレーションやオンラインでのコミュニケーションも取り組まれていたため、それらも含めたマーケティング施策であることを記載したうえで、最適なタイミング、最適なクリエイティブでDMを送付したことを訴求しました。また、タイトルも重要なポイントで、DMの役割が一言で伝わるようなワードにこだわり、アシックス商事様と検討を重ねました。

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作品の詳細はこちら

入賞後の反響について

入賞後、社内外からの反響はいかがでしたか?

髙岡様:社外に向けてプレスリリースを配信させていただいたほか、社内に対しては、全社朝礼のような場で受賞したことをお伝えしました。いただいた賞状・トロフィーなどは部署の入り口に飾っておりますので、通りがかった方がそれらを見てお祝いなど様々なコメントをくださいます。

森村様:受賞してすぐ、社内イントラに記事を掲載したところ、多くのアクセスがあり、社内でも大きな反響がありました。また、この受賞を通じて、自社のマーケティング支援やDM制作に関する取り組みへの理解が社内で広がったと感じています。受賞実績は営業活動においても活用できるため、社内外への認知向上の点でも意義があったと考えています。

DMというメディアの価値について

DMというメディアの魅力はどのようなところにあると思いますか?

髙岡様:実物が手元に届いて、実際に見たり触ったりできる点がデジタルとの大きな違いであり、魅力だと思います。また、お客様のご自宅に直接お届けし、1対1で向き合っていただける点も良いですね。今回の「試着型DM」も、まさに「この紙というメディアをどう活かしていくか」という議論から生まれました。いかに紙ならではの特性を伝え、五感で体感してもらうかということを意識しながら制作に取り組みました。

森村様:デジタルの媒体と比べると、DMは一人ひとりのお客様のことを想定しながらターゲットを設計し、紙面を丁寧に作りこんでいくという点に大きな特徴があります。こうした設計が不十分だと、単なるチラシに留まってしまいますが、適切に設計されたDMはお客様の具体的な行動を促すことができます。スピード感が求められるデジタル媒体では実現しにくい、丁寧に考える設計プロセスがDMならではと感じています。

今後のDM大賞について

今後のDM大賞応募に向けた抱負をお聞かせください。

髙岡様:グランプリという最高の賞をいただいた直後ですので、正直なところ次回へのハードルが上がって身が引き締まる思いです。ただ、私たちの原点はあくまで「お客様」ですので、まずはお客様に喜んでいただけるコミュニケーションを実施できるよう、しっかりとマーケティング活動に取り組みながら、また皆様に見ていただきたいと思えるDMが形になった際には、応募を考えたいと思っております。

森村様:グランプリを一つの成果としながらも、それをゴールとするのではなく、継続的な分析と改善を重ねていくことが重要だと考えています。継続的な改善を通じて生まれた成果が、結果として評価されることが理想的な姿だと思います。その実現に向けて、今後もアシックス商事様をご支援していきます。

「体験」や「One to Oneのコミュニケーション」など、紙メディアならではの強みが活かされたアシックス商事様のDM。DMに対する思いなど、日々追究しているポイントについてもお話を伺うことができました。

アシックス商事様、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン様、この度はありがとうございました。ぜひ今後も全日本DM大賞へのご応募をお待ちしております!

今後のキャラバンについて

今後も、DM施策に取り組む日本各地の企業を対象に、直近のDM活用事例やその反響といった内容についてインタビューを実施してまいりますのでご期待ください。

第41回 全日本DM大賞について

第41回 全日本DM大賞は、2026年8月3日から2026年11月2日(必着)まで作品募集中です。
詳細は、応募概要をご確認ください。

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