REPORT Vol.27【事務局キャラバン】 ソフトバンク

2023年10月18日

全国各地のDM活用企業に向けてキャラバンを実施

DM大賞事務局では、各社/団体のDM制作に込めた思いや背景をインタビューするキャラバンを実施しています。今回は、本賞に継続的に応募し、9年連続入賞の実績を持つソフトバンクの皆様からお話を伺いました。

ソフトバンク

コミュニケーション本部プロモーション部
小森谷 嘉明さま
中﨑 典尉さま
森田 薫さま
杉原 渚さま

Q1.DMの制作体制について教えてください

プロモーション部カスタマー課では、DMに関してどのような業務を行っていますか?

事業部から依頼を受けて、DMの企画・制作ディレクションを行っています。課題やターゲットについてヒヤリングし、最適な内容とタイミングで発送できるよう、事業部の担当者とディスカッションを重ね、オリエンと制作管理を行っています。

1年に何種類くらいのDMを制作されていますか?また、どういった課題に対してDMを活用するケースが多いですか?

およそ100案件でしょうか。主に、既存顧客の新機種への買替えや新プランのご紹介が多いです。お客さま毎に最適な情報をお届けするため、機種変更やプラン変更など、1案件につき何パターンも訴求内容を考えて制作しています。

杉原さまは、第37回全日本DM大賞にて、子どもがいるユーザーを対象としたDMで入賞されました。DMを制作する際に、大切にしたポイントは何ですか?

クリエイティブの面で毎回気をつけているのは、DMを受け取った人に、ちょうど今欲しかった情報だと思ってもらえるように作ることです。企業からの広告ではなく、ママ友からの有益な情報のように、受け取り手の悩みを想像しながら寄り添うスタンスで企画を考えています。

「こどもの成長と親の悩みに応える複数年のDM戦略」
作品の詳細はこちら

Q2. DMというメディアへの期待についてお聞かせください。

杉原さま

最も他の媒体と違うのは、実物が手元に届くところだと思います。見ざるをえない状況を作り出すことができること、One to Oneのコミュニケーションを取れることが大きな魅力です。

森田さま

お手紙のように自分宛てに届くことです。当社では、宛名だけでなくDMのメッセージもカスタマイズして作っています。受け取り手それぞれに向けて作っていることがダイレクトに伝わるという特徴は、メッセージの自分ごと化を促すことにも繋がります。

中﨑さま

CMのようなマス広告では実施後の効果を測ることが難しいですが、DMはお客さんの反応が実績として見られるので、PDCAを回すことができます。いろいろ試して、施策を研ぎ澄ますことができるのがDMというメディアの特徴であり、魅力ですね。

小森谷さま

しっかり戦略立ててアプローチすると確実に実績を上げることができるのがDMの魅力です。当社では、CM、デジタルなど様々なアプローチでチャレンジしていますが、いくらやっても全く動かない層もいます。そんな中で、最後の砦として、DMだからこそ反応してくれる層も一定数いることに気づきました。ここだけ、今だけ、あなただけ。訴求が変わると効果もガラッと変わります。やりようがたくさんあるので、PDCAに終わりがないところがおもしろいメディアですね。

Q3.全日本DM大賞にかける思いについてお聞かせください。

貴社では15年以上、継続的にDM大賞にご応募いただいていますが、継続的に応募している理由は何ですか?

PDCAを回したり、社内調査や消費者調査を実施したりして、どのような切り口が刺さるか日々分析していますが、いざ他社と比較した時に自社のDMの効果はどうなのかを対外的評価で明確にできるからです。他社の入賞作品を見ると勉強になります。

また、当社のDMチームは、DM大賞で入賞することを目標に掲げています。来年の応募をどうするか今から考えるなど、必ず入賞するぞという思いが業務のモチベーションになっています。

貴社のDMは、前回で9年連続入賞、過去には2度金賞グランプリに輝くなど入賞実績が多数ありますね。DM大賞で入賞するには、自社のDMの魅力をいかに表現できるかがカギを握っていますが、普段エントリーシートを作成する際に気を付けているポイントはありますか?

第三者が見ても短時間で内容を理解できるように書くことを第一に考えています。同時に、企業の課題と課題解決の戦略について丁寧に記載しています。エントリーシートは審査委員に向けたお手紙でもあるので、「これすごくないですか?!」という気持ちを表すことを大切にしています。エントリーシートをしっかり記入しないと、見た目上のインパクトしか伝わりません。見た目はシンプルだけどこんな戦略があるのかと、びっくりさせたいという気持ちで書いています。

受け取り手の気持ちになってメッセージやクリエイティブを考える、One to Oneのコミュニケーションを大切にしたソフトバンクのDM。様々な手法でプロモーションにチャレンジしている企業だからこそ気づいたDMの訴求力の強さやPDCAの奥深さなど、DMというメディアならではの魅力について伺うことができました。

ソフトバンクの皆様、この度はありがとうございました。
ぜひ第38回全日本DM大賞へのご応募をお待ちしております!

今後のキャラバンについて

今後も、DM施策に取り組む日本各地の企業を対象に、直近のDM活用事例やその反響といった内容についてインタビューを実施してまいりますのでご期待ください。

第38回 全日本DM大賞について

第38回 全日本DM大賞は、2023年10月31日(当日消印有効)まで作品募集中です。
詳細は、応募概要をご確認ください。

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