REPORT Vol.33【事務局キャラバン】泉北ホーム

2024年10月30日

全国各地のDM活用企業に向けてキャラバンを実施

全日本DM大賞事務局では、各社/団体のDM制作に込めた思いや背景をインタビューするキャラバンを実施しています。今回は、第38回で銀賞を受賞した泉北ホームの皆様からお話を伺いました。

銀賞受賞企業にインタビュー

泉北ホームは、関西エリアで注文住宅の設計・施工等を手掛けるハウスメーカーです。泉北ホームで家を建てた施主に対して、家族や友人に同社への紹介を促すためのDMを発送し、第38回のDM大賞で同社として3度目の入賞を果たしました。今回の取材では、同社の経営企画室から3名にご参加いただき、DM大賞に長年応募している理由や、制作においてこだわったポイントについてお伺いしました。

左から泉北ホームの大西亜里様、港愛香様、北田まみ様

DM大賞への応募について

第29回の初応募から数えて、DM大賞に計3回ご応募いただいていますが、継続的にご応募いただいているのはどのような理由からですか?

最初は制作会社さんからの紹介がきっかけでした。私たちはどちらかと言うと裏方の部署なので、自分たちの制作したDMが受賞してスポットを浴びることで、部署のモチベーションアップにつながったと感じています。それからは、DMのデザインが変わるたびに応募していて、直近の第38回では、デザイナーの港がイラストをリニューアルしたので、久しぶりにエントリーしました。

ご紹介DMは毎年発送しているのですか?

はい、お家を建築していただいた施主様に対する1年のご挨拶も兼ねて、約10年前から毎年年末に発送しています。家は大きな買い物ですので、新築を建てるか迷っている時は家族、親戚、友人に相談する方が多いと思います。年末年始はちょうど家族や親戚で集まるタイミングですので、その際のコミュニケーションツールとして活用いただきたいという思いも込めました。

過去のご紹介DMのデザインも拝見したのですが、クレジットカード風のシックなデザインの年もあれば、第38回の受賞作品のように可愛らしいデザインの年もありました。それぞれデザインのコンセプトはどのように決めたのですか?

常に意識しているのは「逆目線」です。DMを受け取ったお客様が、DMを捨てずに保管しておきたくなる・人に渡したくなるようなデザインは何かを考えています。その中で、 財布に入れたくなるものとしてクレジットカード風のDMが生まれました。財布に入れても当社のご紹介カードが一目で分かるようにカード上部のデザインにこだわっています。第38回の受賞作品では、人に渡しやすく、貰って嬉しくなるようなデザインにしたいという意図がありました。今まで発送したご紹介DMとはガラッと印象を変えることを重視しています。

第29回で銅賞を受賞したご紹介DM

第38回で銀賞を受賞したご紹介DM

制作においてこだわったポイントについて

第38回の受賞作品は非常に大きな売上につながり、審査委員特別賞 実施効果部門の入賞作品にも選出されています。これほどの効果が表れた要因は何だと考えていますか?

毎年新しくご契約いただくお客様がいらっしゃるので、発送数が増えている点は要因の1つだと思います。また、継続的に発送することでお客様が紹介制度を知ってくださったり、同じ方が何組もご友人に紹介してくださったり、そういったことの積み重ねが効果に表れたのではないかと考えています。

ご紹介DMのデザインが変わったタイミングでDM大賞に応募しているとのことですが、第38回の受賞作品とその前年のDMを比較してブラッシュアップしたところを教えてください。

まずは施主様に対して紹介していただくというところがポイントなので、紹介制度の特典がDMを開いてすぐ分かるようにしました。また、DMを読み進めたくなるよう、ご紹介制度の流れを分かりやすく切り取ったデザインにしています。イラストを用いたことで、施主と紹介者お互いにとっての特典が伝わりやすくなり紹介率がアップしたのではないかと考えています。

DM活用の現状と今後の展望について

ご紹介DMとは別の目的でもDMを活用していますか? また、それはどのような内容のDMですか?

顧客の掘り起こしを目的として、セグメントしたターゲットに向けて半年ほど前から毎月A4両面タイプのDMを発送しています。平屋の商品紹介をするDMもありますし、9月には防災の日と絡めて「災害対策はできていますか」と呼びかけるようなコピーを掲載したDMも制作しました。大量に発送するのでシンプルな形状ではありますが、コストを抑えながらも最大限効果が表れるよう、コピーやメッセージにこだわっています。

関西圏の施主がターゲットになるかと思いますが、新規顧客の獲得にあたってはWEB広告も併用されているのでしょうか?

資料請求のあった方や展示場にお越しいただいた方など、家づくりにおいて何らかの検討段階に入っている方に対しては、家づくりの注意点などの突っ込んだ内容を掲載したDMを発送しているのですが、まだそこまで意識が及んでいないライト層に対してはWEB広告を活用しています。過去に各営業所でも郵送物を送った際に反響があったのでDM施策は続けていきたいと考えており、紙媒体でカバーしきれない層をWEBでフォローしているような状況です。

最後に、貴社の考える「DMならではの良さ」を教えてください。

手元に置いてもらえるので、保存性があり何回も読み返してもらえる点がDMならではの良さだと考えています。また、WEB広告では情報の受け取り手が若年層に偏りやすいですが、紙媒体を活用することでご年配の方にも見てもらえている実感があります。当社のお客様には、20代からご年配のお客様まで様々な方がいらっしゃいますので、新店舗のオープン情報や採用情報など、多くの方にメッセージを届けたいシーンでは今後も積極的に活用していきたいです。

実際に紹介カードを渡すシーン/受け取るシーンを想定してデザインのブラッシュアップを続けている泉北ホームのご紹介DM。継続的にDM施策を実施する中で感じた紙メディアならではの魅力についてお話しいただきました。
泉北ホームの皆様、この度はありがとうございました。ぜひ第39回全日本DM大賞へのご応募もお待ちしております!

今後のキャラバンについて

今後も、DM施策に取り組む日本各地の企業を対象に、直近のDM活用事例やその反響といった内容についてインタビューを実施してまいりますのでご期待ください。

第39回 全日本DM大賞について

第39回 全日本DM大賞は、2024年10月31日(当日消印有効)まで作品募集中です。
詳細は、応募概要をご確認ください。

お知らせ一覧